
先日、「胸苦しくて、眠れない」との患者さんが来院されました。
お話を伺うと、仕事が忙しく、対人関係で強い緊張と精神的ストレスを抱えていました。
この患者さんは過度の緊張から交感神経が働きすぎ、自律神経が乱れています。
また、働きすぎから気と体力を消耗しすぎ、全身にたくさんの血を送るため、心臓の血が不足していました(心血虚と言います)。
さらに、精神的ストレスが強いため、肝臓に負担がかかっていました(肝うつ気滞と言います)。
これらが合わさり、過度の緊張から眠れず、働きすぎから心臓に負担がかかり、精神的ストレスから肝臓に負担がかかり、「胸苦しくて眠れない」状態に陥っていました。
何度かの鍼治療で、しっかりと気を補い、自律神経の乱れを整えて、心臓と肝臓の働きを良くすることで、つらい症状は改善されていきました。
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